日銀による利上げ継続方針の表明を受け、東京外国為替市場では３１日、円を買う動きが強まり、円相場は一時１ドル＝１５２円台前半に上昇した。一方、東京株式市場では円高を嫌気して株が売られ、日経平均株価は４００円超下落する場面もあった。

日銀は同日の金融政策決定会合で、政策金利を据え置く一方、利上げを続けていく姿勢を堅持した。外為市場では発表後、円買い・ドル売りが加速。発表前に比べて１円以上円高が進んだ。午後４時現在は１５２円１７～１８銭と前日比１円１６銭の円高・ドル安。

東京株式市場では円高に加え、前日までの３日間で日経平均が１３００円超上昇した反動による利食い売りなどが株価を下押しした。終値は前日比１９６円１４銭安の３万９０８１円２５銭。

【時事通信社】