- 2024/10/22 掲載
資産運用会社の利益率、28年にかけて一段と低下も=独zeb調査
調査は米ブラックロック、ステート・ストリート、JPモルガン・チェース、ゴールドマン・サックスなど世界の資産運用会社40社を対象とした。2023年の運用資産に対する利益率は0.082%となり、21年の0.101%、22年の0.094%から低下した。
調査の基本シナリオによると、運用資産に対する利益率は28年までに0.055%に低下する。最悪の場合には0.039%まで低下する低下する可能性もある。
一方、最良の場合には0.091%へ上昇する可能性もある。
調査の著者の1人であるzebのシニアコンサルタント、フレンク・ハメリウス氏は21日に「良かった時代は終わりを告げた」と述べた。
ここ数年間に金利が上昇したため投資家は株式ファンドから債券ファンドへ資金を移動させ、資産運用会社の利益率が低下した。調査対象企業の運用資産は過去5年間に平均で年率8.8%増加したが、営業利益は年率で0.7%しか増えなかった。
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