- 2024/10/20 掲載
フィッチ、イタリアの格付け見通し引き上げ 財政改善を評価
[ローマ 18日 ロイター] - 格付け会社フィッチは18日、イタリアの格付け見通しを「安定的」から「ポジティブ」に引き上げたと発表した。財政改善と欧州連合(EU)の財政ルールへのコミットメントを評価した。
フィッチは声明で「イタリアの財政の信頼性は高まっており、2025年予算はEUの財政ルールへの政府のコミットメントを強調している」と指摘した。
格付けは「BBB」に維持した。
欧州委員会は6月、イタリアを含む7カ国に財政の是正措置開始を勧告した。イタリアの2023年の財政赤字は国内総生産(GDP)の7.2%で、ユーロ圏で最も高い水準となっている。
ただ政府は先月、今年と来年の赤字目標をそれぞれGDP比3.8%と3.3%に修正し、26年にはEUが定める3%の基準を下回ると発表した。
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