- 2024/10/18 掲載
インフレ下振れリスクを注視、政策選択肢はオープン=仏中銀総裁
ECBは17日、今年3回目となる利下げを決定した。
ビルロワドガロー総裁は記者団に、インフレ率は来年、ECBの目標である2%に予想より早く到達するとみられると述べ、今後はインフレ率が目標を大幅に下回るリスクに、上振れリスクと同程度の注意を払うべきだと述べた。
17日の利下げ決定後も、市場は来年3月までの3回の追加利下げをほぼ100%織り込んでいる。
ビルロワドガロー総裁は「私の目には方向性は明らかだ。われわれは制約的金融政策の修正を適切に続けるべきだ」と述べる一方で、国際情勢が不透明な中、機動的な判断が必要で、今後の理事会での選択肢はオープンにしているとした。ECBは、目先予想される変動を観察しつつデータフローを重視し、先行指標や予測を考慮に入れると述べた。
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