• 2024/10/01 掲載

米中ライバル行と競争可能な巨大銀必要=ECB総裁

ロイター

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[フランクフルト 30日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)ラガルド総裁は30日、ユーロ圏内の銀行合併を巡り「米国や中国を含め世界の他の銀行と規模や事業範囲で競争できるようになる、国境を越えた銀行の合併は望ましい」との私見を述べた。ただ、規模拡大は欧州にとっては最善となるものの、実際に取引を進めるかどうかは当該の銀行同士が決めるべきものだとも指摘した。欧州議会の委員会公聴会での発言。

ラガルド氏の発言は、イタリア第2位の銀行ウニクレディトがドイツのコメルツ銀行の買収を検討する中でのものだった。今月初めにコメルツ銀の株式を取得した後に提携を迫ったウニクレディトに対し、コメルツ銀のほか、コメルツ銀の独立性を維持したいドイツ政府が反発している。

ラガルド氏は、自身の発言が特定の取引への介入として受け取られるべきではないとした上で、合併には一定のリスクが伴い、合理性があるかどうかは各行が判断すべきだと述べた。関係者によると、ECBの政策担当者はこの取引を原則支持しており、ドイツ政府による反対は欧州統合の原則に反するとみている。

ラガルド氏は「国境を越えた合併によって、より機敏に対応でき、規模が大きい金融機関が生まれるなら、多くのメリットがある」と指摘。「責任や潜在的なリスクも伴う。そして民間部門で取り組もうとする人たちがそうした全ての事柄を評価し、それが合理的かどうかを判断する必要がある」と述べた。 

ウニクレディトが保有するコメルツ銀の株式をさらに増やすには、ECBの監査委員会による承認を受けた上で、ECB理事会も承認する必要がある。

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