• 2024/10/01 掲載

独9月のインフレ率、1.8%に低下 ECB追加利下げに期待

ロイター

photo
  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
記事をお気に入りリストに登録することができます。
[ベルリン 30日 ロイター] - ドイツ連邦統計庁が30日発表した9月の消費者物価指数(CPI)速報値は欧州連合(EU)基準(HICP)で前年同月比1.8%上昇と、8月の2.0%上昇から伸び率が鈍化した。ロイターがまとめた市場予想1.9%上昇をわずかに下回り、2021年2月以来の低いインフレ率を記録したことで、欧州中央銀行(ECB)の緩和容認派が10月の追加利下げを促す材料となった。

2%のインフレ目標を掲げるECBは、今年既に2回の利下げを実施している。市場は足元で、10月に0.25%ポイントの追加利下げが行われる可能性を見込んでいる。INGのグローバルマクロ責任者、カーステン・ブレズキ氏は、ドイツのインフレ率はECBが10月の会合で利下げを再び議題に上げる根拠を強めるものだと指摘した。

ドイツのCPIの先行きに関しては、安定的に推移しながら年末に向けてわずかに上昇するとみられている。9月の価格変動の大きい食品とエネルギー価格を除いたコアインフレ率は2.7%となり、8月の2.8%から低下した。

スペインやフランスでもインフレ率が緩和傾向にあるほか、30日のデータでは、イタリアでもインフレ率の低下が確認された。キャピタル・エコノミクスの欧州チーフエコノミスト、アンドリュー・ケニンガム氏は、9月のユーロ圏の主要国のインフレ率の低下と、経済減速が示されたことから「われわれが予想していたよりも早いペースでの利下げに傾いている」と述べた。

10月1日にはユーロ圏の9月のインフレ率が発表される。ロイターがまとめた市場予想では1.9%と、前月の2.2%からさらに伸び率が低下すると見込まれている。ただ、ECBは9月のインフレ鈍化は一過性にとどまり、今後数カ月でインフレが再び上昇する可能性があるとも警告している。

関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

必要な会員情報が不足しています。

必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。

  • 記事閲覧数の制限なし

  • [お気に入り]ボタンでの記事取り置き

  • タグフォロー

  • おすすめコンテンツの表示

詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!

詳細はこちら 詳細情報の入力へ進む
報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます