• 2024/09/30 掲載

スイス中銀、第2四半期の外貨購入は低水準 積極介入見送り

ロイター

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[チューリヒ 30日 ロイター] - スイス国立銀行(中央銀行)は30日、第2・四半期の外貨購入額が1億0300万スイスフラン(1億2234万ドル)にとどまったことを明らかにした。積極的な為替介入を見送ったことが浮き彫りとなった。

第1・四半期の外貨購入額は2億8100万フラン、昨年第2・四半期は403億フランの外貨を売却していた。

外貨にはドル、ユーロ、ポンド、円が含まれる。

UBSのエコノミスト、マキシム・ボテロン氏は積極的な為替介入が見送られたとし「政策金利がゼロを上回り、追加利下げ余地があるため、大規模な介入を実施する意味はない」と指摘。

「中銀が市場に介入するのは、おそらくフランが突然急騰した場合のみだろう」と述べた。

中銀は26日、今年3回目の利下げを実施。金利がフラン相場を誘導する主たる手段になると表明した。

ただ、10月1日付で総裁に就任するシュレーゲル副総裁は24日、「中銀は必要であれば、為替市場で行動できる」と発言している。

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