- 2024/09/27 掲載
人民元、対ドルで23年5月以来の高値で終了 国有銀行は元売り
OCBC銀行の為替・金利戦略部門責任者フランシス・チュン氏は「当局は現時点で人民元の急激な上昇を望んでいないようだが、急激な下落も望んでいないようだ」と述べた。
4人の関係者によると、中国の主要国有銀行は元が急激かつ大幅に上昇するのを防ぐため、積極的なドル買い/元売りを行った。
元は一時1ドル=7元を割り込みそうになった。あるトレーダーは、国営銀行が断固とした買いで阻止しなければ、間違いなく超えていただろうと述べた。
元は7月に1ドル=7.2776元の安値を付けて以来、ドルの下落とともに緩やかに上昇している。今週は7.0012─7.0640元のレンジで推移した。
スタンダード・チャータード銀行の中国担当マクロ戦略責任者、ベッキー・リュー氏はメモで、人民元は1元=6.90─6.95元程度まで上昇する可能性があるとの見方を示した。
しかし米大統領選をめぐる不透明感や、中国人民銀行(中央銀行)の急激な元高に対する懸念が重しとなり、一段の上昇は難しいかもしれないと記した。
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