- 2024/09/26 掲載
日経平均は大幅反発、3万9000円目前に 配当取りの買い活発
[東京 26日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比918円60銭高の3万8788円86銭と大幅に反発して取引を終えた。前日の米ハイテク株の上昇、ドル/円の円安基調が支えとなった。きょうは9月末決算銘柄の権利付き最終日となるため、配当権利取りの買いも活発だった。東証プライム市場では幅広い業種が買われ、日経平均は心理的節目の3万9000円に迫った。
日経平均は前営業日比396円高でスタート。その後もじり高となり、高値で引けた。取引時間中のドル高/円安進行のほか、時間外取引での米株先物の底堅い動きが支えとなった。9月末決算銘柄の権利付き最終日に当たるため「配当取りの買いが入りやすく、リスクが意識されづらい」(国内証券ストラテジスト)との声もあった。
SMBC信託銀行の山口真弘投資調査部長は「3万8000円台は需給的に上値が重くなりやすい水準だが、マイクロン・テクノロジーの好決算銘を受けて半導体関連株に勢いがつき日経平均を押し上げた」とみている。
主力株では、東京エレクトロンが8%超高、アドバンテストが5%超高となり、2銘柄で日経平均を約284円押し上げた。ディスコは9%超高。指数寄与度の高いファーストリテイリング、ソフトバンクグループも堅調だった。半面、協和キリン、アステラス製薬はさえなかった。
東証株価指数(TOPIX)は2.66%高の2704.69ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比2.03%高の1391.69ポイント。プライム市場の売買代金は5兆2377億6700万円だった。
東証33業種では全業種が値上がり。その他製品、金属製品、電気機器、機械、ガラス・土石製品、電気・ガスなどが値上がり率上位となった。
新興株式市場は、東証グロース市場250指数が0.56%高の659.31ポイントと、反発した。きょうグロース市場に新規上場したアスア、INGSなどの4銘柄は前場に初値を付けた。うち3銘柄は初値を上回る水準、INGSは初値と同価格で引けた。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1512銘柄(91%)、値下がりは112銘柄(6%)、変わらずは21銘柄(1%)だった。
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