- 2024/09/26 掲載
英消費者心理、一段と冷え込む 財政状況巡る不安で=BRC
[ロンドン 26日 ロイター] - 英小売協会(BRC)が26日発表した調査によると、英国の消費者心理は過去1カ月で一段と冷え込んだ。労働党新政権による年金受給者向けの給付金廃止や来月の予算案で増税警告が背景にある。
BRCによると、今後3カ月の景気に対する家計の評価は8月のマイナス8から9月にはマイナス21に落ち込んだ。
この数値は肯定的な見方をする回答者と否定的な見方をする回答者の割合の差を表すもので、3月に記録したマイナス23以来の低水準となった。
BRCは「英国の財政状況を取り巻くネガティブな報道は、特に高齢者の間で景気の先行きに対する自信を損なっている」と指摘した。
BRCが調査結果を公表するのは9月が初めて。調査は市場調査会社オピニウムが9月10日から13日の間に成人2000人を対象に実施した。
家計の見通しに対する評価はマイナス1からマイナス6に落ち込んだ。支出意向はマイナス9からマイナス8に小幅上昇した。
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