[パリ ２５日 ロイター] - フランス中銀のビルロワドガロー総裁は２５日、フランスが３年以内に財政赤字を対国内総生産（ＧＤＰ）比３％まで引き下げることは現実的ではないが、正しい行動を取れば５年以内には可能との見方を示した。

総裁はフランスのテレビ局に対し、「３年というのは経済的にも成長的にも現実的ではない。だが、５年で達成することは可能だ」と語った。

政府は現在、２０２４年の財政赤字がＧＤＰ比５．１％に達すると予想。欧州連合（ＥＵ）の財政ルールは、財政赤字を対ＧＤＰ比３％以下に抑えるよう求めている。

ビルロワドガロー氏はインタビューで、新政府が計画している歳出削減を支持する考えを示した。