- 2024/09/19 掲載
独VW、中国南京の合弁工場での生産を停止する方針=関係筋
世界最大級の自動車市場である中国でVWが過剰生産能力の制御に苦戦している状況がうかがえる。
関係者によると、VWはSAICとともに南京工場での「パサット」の生産を江蘇省内の別の工場に徐々に移行する方針。ただ関係者は、生産を移行する具体的な時期は決まっておらず、工場を完全に閉鎖するのか、それとも売却するのかといったことも未定だと付け加えた。
関係者の話では、南京工場の一部労働者はVWとSAICの儀徴市の工場への異動を提示された。同工場では現在、セダン「ラヴィダ」が生産されている。
VWとSAICはまた、「シュコダ」の販売を再開する計画も検討している。シュコダは2018年には合弁事業全体の販売で17%を占めていたが、現在のシェアは1%にとどまっている。
VWは臆測にはコメントしないとした。SAICは取材に応じていない。
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