• 2024/09/19 掲載

FRB当局者、24年末の政策金利は4.4%と予想=金利・経済見通し

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[ワシントン 18日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)が18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で公表した金利・経済見通しによると、政策担当者は年末までに金利を4.25─4.50%に引き下げる必要があると考えている。

年末の政策金利の予想中央値は4.4%。6月時点は5.1%だった。これは6月時点の予想よりも大幅な引き下げが想定されていることを意味する。

政策担当者19人のうち2人は、年内に追加利下げを行うべきではないと考えている。25ベーシスポイント(bp)の利下げ1回のみが必要だと考えているのは7人だった。

一方、中央値を上回る年内の利下げ回数を予想する政策担当者はわずか1人だった。

FRBの短期借入コストの目標範囲は、現在4.75─5.00%であり、政策担当者が11月と12月に予定されている年内2回の会合で、それぞれ25bpの利下げを予想していることが示唆される。

2025年末の政策金利の予測中央値は3.4%。来年には25bpの利下げが4回行われることを意味している。政策金利は26年末と27年には2.9%になるとみられている。6月時点は4.1%だった。

6月時点の見通しでは、24年全体で25bpの利下げを1回のみ実施すると予想していた。

一方、失業率については、年末および25年末には4.4%に上昇すると予測。失業率は現在4.2%と、FRBが22年3月に利上げを開始した時点よりも0.5%ポイント以上高くなっているが、一段の上昇を予想した。

年末の個人消費支出(PCE)価格指数の上昇率予想は2.3%。6月時点では2.6%だった。コアインフレ率予想は2.6%。6月時点は2.8%だった。

また、今年の国内総生産(GDP)は2.0%成長を見通した。6月時点は2.1%だった。

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