- 2024/09/13 掲載
午後3時のドルは一時140円半ば、9カ月ぶり安値 米大幅利下げ観測再浮上
[東京 13日 ロイター] -
午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤からドル安/円高の140円後半で取引されている。来週17─18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.5%の大幅利下げが行われる可能性があるとの見方が再び広がり、ドルは一時140.64円まで下落し、昨年12月以来9カ月ぶり安値を更新した。
ドルは朝方から上値の重い展開が続いた。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)とフィナンシャル・タイムズ(FT)が、米国の9月利下げ幅について「予断を許さない」などと伝えたことが、売りの手がかりとなった。
報道を受けて、米金利先物市場では9月に0.5%の利下げが行われる確率が、前日の1割から4割強へ急上昇。米2年債利回りも、アジア時間の取引で一時3.58%付近まで低下し、1年ぶり低水準が目前に迫った。
午後には自民党総裁選の候補者9人が共同会見を行った。円相場に目立った反応はなかったが「市場に直接影響を与えるような政策が出てくるか注目している」(外銀関係者)との声が出ていた。
きょうの会見で、候補者のひとりである石破茂元幹事長は、成長と分配の好循環が持続しないのは構造的な問題があると提起した上で「産業の国内回帰はサプライチェーンの維持(という観点)からも、考えていかねばならない」との考えを示した。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 140.85/140.86 1.1082/1.1083 156.11/156.13
午前9時現在 141.50/141.51 1.1079/1.1080 156.78/156.79
NY午後5時 141.81/141.83 1.1074/1.1075 157.04/157.09
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