［東京　２５日　ロイター］ - 日本百貨店協会が２５日発表した６月の全国百貨店売上高は、店舗数調整後で前年比１４．０％増の５０１８億円と、２８か月連続プラスになった。６月は、梅雨入りが平年より遅く晴天の日が多かったことが外出機運を高めた。外商催事や会員施策、食品催事などのイベントも販売増につながった。

訪日外国人向け売り上げは、円安を背景に６６１億円と、５月（７１８億円）に次ぎ調査開始以来２番目の高水準となった。免税売上の１月から６月の累計は３３４４億円と上半期で初めて３０００億円を突破した。

商品別には、ラグジュアリーブランドのバッグなど身のまわり品や、時計・宝飾など高額商材、化粧品が引き続き好調だった。天候要因から夏物衣料も売り上げを伸ばした。

調査対象の百貨店は７１社・１７７店舗。東京地区は前年比１６．０％増と、３４カ月連続プラスとなった。