- 2025/03/10 掲載
ヘッジファンド、6日の株価下落で年初来リターン半減=ゴールドマン
[ロンドン 7日 ロイター] - 米金融大手ゴールドマン・サックスの資料によると、ヘッジファンドのストックピッカーとマルチ戦略のファンドは、ハイテク株が主導した6日の大幅な株式相場の下落により、平均的な年初来リターンの半分程度を失った。
米国株式相場は今週、トランプ大統領の関税政策を巡り経済見通しの不確実性が高まったことで打撃を被り、ナスダック総合指数は昨年12月以降の調整局面入りが確認された。
株式相場の下落は特に、ハイテク、メディア、通信などの銘柄を買い持ちしていたヘッジファンドに大きな影響を与えた。
セクター別では今年、一般消費財とハイテク株が最も売られ、S&P一般消費財指数は年初来で約9%下落、S&P情報技術株指数は約8%下げた。
ゴールドマンが6日に顧客へ送った資料によると、ヘッジファンドの取引は大きく値下がりした銘柄に集中。米国のストックピッカーは6日の取引をマイナス1.4%で終え、年初来のリターンはマイナス0.5%となった。
他の戦略を採用しているヘッジファンドにとっても、6日は「厳しい日」だったという。
PR
PR
PR