- 2024/07/24 掲載
独消費者信頼感指数、8月は-18.4へ改善 所得期待高まる=GfK
インフレがやや鈍化したことと賃金が大きく上昇したことにより、所得に対する期待が2年ぶりの高水準に達した。
7月はマイナス21.6、予想はマイナス21.0だった。
今後12カ月の所得に対する期待指数が2021年10月以来の高水準となったことが信頼感指数の上昇につながった。景気期待と購買意欲を示す指数も緩やかな上昇を記録した。
NIMの消費者アナリスト、ロルフ・ビュルクル氏は、所得への期待が消費者信頼感指数の上昇に寄与したが、サッカーの欧州選手権がもたらした高揚感も影響した可能性が高いと分析した。
その上で「この効果が持続可能なのか、それとも短期的な盛り上がりなのかはまだ分からない」と述べた。
「このような高揚感は生まれたかと思えばすぐ消えてしまうこともある」と指摘し、短期的な盛り上がりに過ぎなければ、消費低迷からの脱出は長く厳しいものになるとの見方を示した。
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