Atsuko Aoyama

［東京　１８日　ロイター］ - クスリのアオキホールディングスは１８日、青木宏憲社長ら３人の解任を求める香港の投資ファンド、オアシス・マネジメントの株主提案に反対する意向を表明した。

オアシスは、２０２０年１月の取締役会で決議したストックオプションの発行が１１％以上の株式希薄化をもたらすとして問題視。株価を大きく下げることになった業績予想の下方修正より前に、ストック・オプションの発行準備を開始したとみられるとして、「創業家の青木家の周到な相続対策の一環」と主張していた。

クスリのアオキは、東証の規則上公表が求められていない水準で業績予想を下方修正したとのオアシスの主張に対して、規則上公表が求められない基準でも業績予想を修正することは問題ないなどとして、解任する理由・根拠に乏しいと反論した。

同社は８月１６日に株主総会を開催する予定。