- 2024/07/18 掲載
企業の資金需要DIはプラス6、非製造業の大企業で改善目立つ=日銀
[東京 18日 ロイター] - 日銀が18日に発表した「主要銀行貸出動向アンケート調査」(四半期ごと公表)の7月調査は、企業向けの資金需要が「増加」したとの回答から「減少」を指し引いた指数(DI)がプラス6となり、前回4月のプラス4から上昇した。非製造業の大企業向けで資金需要の改善が目立った。
非製造業の大企業向けはプラス3からプラス8に改善。情報通信や小売、宿泊業などで、売り上げの増加や設備投資の拡大を背景に資金需要が上向いているとみられる。
個人向けの資金需要DIはプラス1。前回のマイナス2から上昇した。個人向けのうち、住宅ローンの資金需要はプラス2で前回のマイナス1から上昇、2021年10月調査以来のプラス圏となった。消費者ローンはプラス5と前回のプラス7を下回ったが、個人消費が底堅く推移する中、プラス圏を維持した。
今後3カ月間の資金需要判断DIは、企業向けがプラス6で前回のプラス4を上回る一方、個人向けはプラス1で前回のプラス3を下回った。
調査の回答期間は6月11日から7月8日まで、50の銀行、信用金庫が対象。
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