- 2024/07/18 掲載
ロシュ、肥満症治療候補薬が初期試験で好結果
[17日 ロイター] - スイス製薬大手ロシュは17日、開発中の肥満症治療の候補薬が初期の臨床試験で良好な結果を出したと発表した。
「フェーズ1」の試験で、候補薬「CT996」を1日1回服用した患者は、プラセボ(偽薬)調整後平均で4週間に体重が6.1%減少したという。
肥満症治療薬は需要が拡大の一途をたどっており、ノボノルディスクやイーライリリーは注射型の薬を投入して先行。ロシュの候補薬は経口型なので、注射に抵抗がある人々にアピールできる可能性があり、消化器系への副作用も十分許容範囲とされる。
ただ経口薬の分野でも、既にストラクチャー・セラピューティクスやイーライリリーなどの候補薬が「フェーズ2」で好結果を出しており、競争が激しくなりつつある。
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