- 2024/07/17 掲載
午前の日経平均は続伸、米株高が支援 半導体株安で伸び悩み
日経平均は141円高で寄り付いた。バリュー株を中心に幅広く物色され、米大統領選でのトランプ前大統領の優位を織り込む「トランプ・トレード」も一部で継続、三菱重工業など防衛関連はしっかりだった。
寄り付き後は、小幅プラスでのもみ合いが続いた。指数への寄与度の高い東京エレクトロンなど半導体関連株が総じて弱く、上値を抑制。一時前日比7円高まで上げ幅を削る場面もあった。
市場では「防衛関連などで局所的な資金流入はみられたが、全体としては日銀会合や決算シーズンを前に様子見」(しんきんアセットマネジメント投信の藤原直樹シニアファンド・マネージャー)との受け止めが聞かれた。東証プライム市場では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数の3倍超となり「地合いとしては悪くない」(しんきんAMの藤原氏)とみられている。
TOPIXは0.47%高の2918.18ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は1兆9600億9700万円だった。東証33業種では、値上がりは繊維や不動産、精密機器など30業種、値下がりはその他製品や電気機器、保険の3業種だった。
前日に発表した決算が好感された東宝が大幅高。川崎重工業やコマツが年初来高値を更新した。一方、レーザーテックは年初来安値を更新。ディスコはさえなかった。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1221銘柄(74%)、値下がりは366銘柄(22%)、変わらずは58銘柄(3%)だった。
PR
PR
PR