- 2024/07/17 掲載
台湾企業、供給網を中国からインドへ移行=貿易団体会長
[ニューデリー 16日 ロイター] - 台湾対外貿易発展協会の黄志芳会長は16日、ロイターのインタビューに応じ、台湾とインドの経済関係強化を背景に台湾企業はサプライチェーン(供給網)を中国からインドへ移していると述べた。
黄氏は、米中間の貿易紛争により台湾からインドへの外国直接投資(FDI)は2023年までの5年間で6億6500万ドル超に増えたと指摘。06年から17年までの台湾の対インド直接投資は約2億7700万ドルにとどまっていたという。
同氏は「より多くの台湾企業がサプライチェーンを中国国外に移してインドに構築しつつあることは明らかだ」と話した。
台湾の半導体受託の力晶積成電子製造(PSMC)は今年、インドのタタ・グループと提携してインド西部グジャラート州に半導体製造工場を建設する。
黄氏によると、台湾企業のサプライチェーンを移す動きは携帯電話や靴の生産が中心となっている。
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