- 2024/07/16 掲載
インフレ抑制、第2四半期に進展 「確信幾分強まる」=FRB議長
パウエル氏はワシントン経済クラブ主催の会合で、インフレ抑制を巡り「第2・四半期にいくらか進展があった」とし、「過去3回のインフレ指標は改善しており、平均するとかなり良い状況にある」と述べた。
その上で「インフレ率が持続的に2%に戻るという確信が強まるまで、政策を緩和し始めるのは適切ではないとこれまでも述べてきた」と言及。「われわれはそうなるのを待っていた。第1・四半期には一段の確信は得られなかったが、先週のものを含め、第2・四半期の3回の指標である程度、確信が高まった」と語った。
このほか、米経済が大きな波乱に見舞われることはないと予想。経済のハードランディングシナリオは「最も可能性の高いものでも、ありそうなシナリオでもない」とした。
7月30─31日の米連邦公開市場委員会(FOMC)前のパウエル氏の発言機会は、これが最後となる見通し。
同FOMCで利下げが決定されるとの観測はほぼ皆無。市場では引き続き9月の会合に続き11月と12月にも利下げが決定され、政策金利は年末までに4.5─4.75%に引き下げられると予想されている。
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