- 2024/07/01 掲載
6月消費者態度指数は0.2ポイント上昇の36.4、3カ月ぶり改善=内閣府
[東京 1日 ロイター] - 内閣府が1日に発表した6月消費動向調査によると、消費者態度指数(2人以上の世帯・季節調整値)は、前月から0.2ポイント上昇し36.4と、3カ月ぶりに改善した。内閣府は消費者マインドの基調判断を「改善に足踏みがみられる」で据え置いた。1年後の物価が上昇するとの回答割合は前月比0.3ポイント増加の93.8%と、昨年3月以来の高水準となった。
消費者態度指数を構成する4つの指標のうち、前月比で収入の増え方が0.7ポイント、耐久消費財の買い時判断が0.6ポイント改善した。一方雇用環境は0.3ポイント悪化、暮らし向きも0.1ポイント低下した。
消費者態度指数が4月、5月と悪化した理由について、内閣府では多くの財やサービスが値上げされたことによる消費者マインド悪化と分析しているが、6月も小幅な改善にとどまり、賃上げや定額減税などの押し上げ効果が明確に示されたわけではないとしている。
1年後の物価見通しの回答割合を前月と比較すると、2%未満の上昇予想が11.8%から12.4%に増えた。一方、5%以上の上昇予想は46.9%から46.8%に低下、2%以上5%未満の上昇予想も34.8%から34.6%に下がった。
*内閣府の発表資料は以下のURLでご覧になれます。
https://www.esri.cao.go.jp/jp/stat/shouhi/shouhi.html [https://www.esri.cao.go.jp/jp/stat/shouhi/shouhi.html]
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