• 2024/06/27 掲載

英BP、脱化石燃料路線を修正 収益重視で低炭素事業投資減速

ロイター

photo
  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
記事をお気に入りリストに登録することができます。
Ron Bousso

[ロンドン 27日 ロイター] - 英エネルギー大手BPの新最高経営責任者(CEO)、マレー・オーキンクロス氏が、前任者の脱化石燃料路線を転換している。石油・ガス事業に再び重点を置き、採用を凍結、新たな洋上風力発電プロジェクトを一時停止したことが関係者の話で分かった。背景には、エネルギー移行戦略に対する投資家の不満、株価低迷がある。

1月に就任したオーキンクロスCEOは、収益を生むまで何年もかかる大型の低炭素プロジェクトへの投資を減速させる方針。

関係者によると、新たな自然エネルギーの事業機会の特定を担っていた社員数十人は、英独での洋上風力発電など進行中のプロジェクトに配置転換された。

オーキンクロスCEOとケイト・トムソン最高財務責任者(CFO)は、メキシコ湾や、すでに大々的に事業を行っている米国のシェール盆地を中心に新たな石油・ガス資産への投資、買収を優先させている。

バイオ燃料や短期間でリターンを得られる低炭素事業への投資も検討する。BPは最近、穀物商社ブンゲと折半出資のブラジル砂糖・エタノール企業のブンゲの持ち分を買い取ることで合意した。

具体的な目標は示されていないが、全社的に採用を凍結したという。

BPはロイターに、オーキンクロスCEOが「よりシンプル、より焦点を絞った、より価値の高い企業となるため」6つの優先事項を導入したとし、それの達成に向けて対応していると説明した。

BPは、メジャーと呼ばれるエネルギー大手で唯一、石油・ガスの生産量削減目標を掲げている。2023年2月、BPは2019─30年に石油・ガス生産量を40%削減するという目標を25%に引き下げた。

関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

必要な会員情報が不足しています。

必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。

  • 記事閲覧数の制限なし

  • [お気に入り]ボタンでの記事取り置き

  • タグフォロー

  • おすすめコンテンツの表示

詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!

詳細はこちら 詳細情報の入力へ進む
報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます