- 2024/06/27 掲載
ECB「最後の1キロ」は達成容易、利下げ継続可能=論文
論文はジョルジョ・プリミチェリ、ドメニコ・ジャンノーネ両氏が執筆した。来週ポルトガルのシントラ近郊で開催されるECBの年次フォーラムで発表される。
インフレを供給、需要、需要に対する金融政策の効果に分解するモデルを用いて分析し、新たなショックがない限りインフレ率はECBの目標である2%に向かうと結論付けた。
「この分析は近い将来も遠い将来も、インフレについて楽観的になる理由があることを示している」とし、今後数四半期は「最後の1キロが楽なものになる」と予測した。
ECBが政策金利を現在の3.75%から2.5%に引き下げてもインフレ率は来年目標に到達し、2026年までこの水準にとどまるとした。
仮にECBがもっと早く引き締めを行っていればインフレ率は6%でピークを迎えていたはずだが、代わりに域内総生産(GDP)が1%ポイント低下していたとの見方を示した。
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