- 2024/06/20 掲載
農中理事長、巨額赤字で陳謝=財務改善強調、全漁連会合で
農林中央金庫の奥和登理事長は20日、全国漁業協同組合連合会(全漁連)の会合で、2025年3月期に巨額の赤字を計上する見通しになったことに関連し、「大変な不安を与えており、おわび申し上げたい」と陳謝した。
農林中金は、巨額の含み損を抱える外国債券を売却し、同期の連結純損失が最大1兆5000億円規模に膨らむ見通し。奥氏は「(来期の)黒字を確実なものにしたい」と釈明し、早期の財務体質改善を目指す姿勢を強調した。
農林中金は農協(JA)に加え、漁協から集めた資金も運用している。全漁連の坂本雅信会長は会合後の記者会見で、「どういうふうに欠損を処理し、いち早く回復していくのか、シナリオを聞いた上で農林中金と一緒に対応していきたい」と語った。
【時事通信社】
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