• 2024/06/20 掲載

NZ第1四半期GDP、前期比+0.2% 市場予想上回るも軟調続く

ロイター

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Lucy Craymer

[ウェリントン 20日 ロイター] - ニュージーランド(NZ)統計局が20日発表した第1・四半期の国内総生産(GDP)は予想を上回る伸びとなったものの、依然として軟調が続いた。

GDPは季節調整済み前期比で0.2%増加し、市場予想(0.1%増)を上回った。発電、賃貸、雇用、不動産サービスなど複数のセクターが伸びた。NZ準備銀行(中央銀行)は0.2%増を見込んでいた。

前年比では0.3%増加。市場予想は0.2%増だった。

ウェストパックのシニアエコノミスト、マイケル・ゴードン氏は統計について、予想をやや上回ったものの、基調的な弱さに関する自社の見方を変える材料はほとんど見当たらないと指摘。「今年を通じてわずかな成長にとどまる見通しだ。最近の指標は4─6月期がかなり軟調になることを示唆している」と述べた。

統計局によると、第1・四半期は16のセクター中8セクターが拡大した。発電が最も大きな伸びを示す一方、建設、ビジネスサービス、製造業などは縮小した。

ASBのシニアエコノミスト、キム・ムンディ氏は、力強い人口の伸びがここ1年半程度にわたりニュージーランド経済の弱さを覆い隠しているとし、人口1人当たりの年間GDPは2.4%減少したと述べた。また、第1・四半期GDPは中銀の金利見通しに影響しないとの見方を示した。

中銀はインフレとインフレ期待を抑制するには経済成長の鈍化が必要だと繰り返し表明。インフレ抑制に取り組む中、来年もしばらくは利下げする可能性は低いと5月に警告した。

ASBのムンディ氏は「需要が供給を上回る状況が長く続いた後、経済の均衡を回復しインフレ率を持続的に目標に戻すためには、需要が経済の生産能力をしばらくの間下回る必要がある」と述べた。

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