- 2024/06/14 掲載
午後3時のドルは1カ月半ぶり158円台、日銀会合後に円安
[東京 14日 ロイター] -
午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤からドル高/円安の158円前半で取引されている。日銀はきょうの金融政策決定会合で国債買い入れの減額方針を決めたが、具体的な実施計画は次回会合で決定するとしたことで、円が売られた。
日銀の結果発表前から157円付近で不安定な動きとなっていたドル/円は、発表後の売買交錯を経て、157円後半へ急上昇した。事前の市場では今回会合で買い入れの減額が決まるとの予想が優勢だったため、「次回会合まで減額を行わないとの決断は、今会合での減額を予想していた市場から見て若干ハト派的だった」(JPモルガン証券為替調査部の斉藤郁恵氏)という。
「日銀が国債買い入れの減額を先送りしたことで、利上げも後ずれする可能性が出てきた」(外銀アナリスト)とする声も出ていた。これまで市場では、7月会合で利上げが行われるとの予想が出回っていた。
ドルは午後3時過ぎに158.25円まで上げ幅を広げ、介入と見られる円急騰のあった4月29日以来、約1カ月半ぶり高値を更新した。市場では、この後行われる植田和男日銀総裁の記者会見に関心が集まっている。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 158.14/158.16 1.0730/1.0731 169.69/169.71
午前9時現在 157.12/157.13 1.0736/1.0740 168.69/168.73
NY午後5時 157.02/157.03 1.0735/1.0739 168.58/168.62
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