全国地方銀行協会の秋野哲也会長（常陽銀行頭取）は１２日の就任記者会見で、協会加盟各行が中小企業の経営支援などを通じて地域の顧客に貢献できるよう「誠心誠意努力していく」と抱負を述べた。各行が新ビジネスに挑戦しやすい環境整備に取り組む方針も示した。

地銀協が同日公表した加盟６２行の２０２３年度決算の集計結果によると、純利益の合計は前年度比１３．５％増の８５１３億円。コロナ禍後の経済正常化で企業の資金需要が増えた。２４年度は９４５２億円と１１．０％の増益見通しで、秋野氏は「今年度も堅調な業績を見込んでいる」と述べた。

【時事通信社】