- 2024/06/12 掲載
米オラクル25年度売上高は2桁成長へ、AI需要追い風 株価8%高
[11日 ロイター] - 米ソフトウエア大手オラクルは11日、2025年度の売上高が2桁成長するとの見通しを示した。人工知能(AI)を活用したクラウドサービスへの強い需要を反映し、株価は引け後の時間外取引で8%上昇した。
生成AI「チャットGPT」を手がけるオープンAI、およびグーグルクラウドとの提携も発表した。
第4・四半期(3─5月)決算はクラウド収益が前年比20%増加の53億ドルとなった。
ただ、同四半期の総売上高は142億9000万ドルで、LSEGがまとめたアナリストの平均予想145億5000万ドルを下回った。
調整後の1株利益は1.63ドル。市場予想は1.65ドルだった。
サフラ・キャッツ最高経営責任者(CEO)は「OCI(オラクル・クラウド・インフラストラクチャー)の能力が需要に追いつくに伴い、各四半期に前期を上回るペースで成長する見通しだ」と指摘。
その上で「第4・四半期だけでも、オラクル・クラウドでチャットGPTを訓練するためのオープンAIとの契約を含め、総額125億ドルを超える30件余りのAI販売契約を結んだ」と述べた。
第4・四半期の残存履行義務(RPO)は980億ドルと、前年同期から44%増加した。
キャッツ氏は「オラクル・クラウドでのAI大規模言語モデル訓練に対する非常に強い需要がけん引し、第3、第4・四半期に当社史上最大の販売契約を結んだ」と述べた。
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