- 2024/06/12 掲載
NY市場サマリー(11日)ドル4週間ぶり高値、S&P上昇・利回り低下
先週発表された5月の米雇用統計を受け、米連邦準備理事会(FRB)が今後数カ月間に利下げに動くとの見方は後退し、市場は9月に初回利下げが実施される確率をほぼ五分五分と織り込んでいる。
終盤の取引で、ドル指数は0.1%高の105.24。一時、5月14日以来の高値となる105.46まで上昇した。
ユーロは0.2%安の1.0742ドル。欧州議会選でのユーロ懐疑派の躍進を巡る政治的な不確実性が重しとなった。
ドル/円は157.03円でほぼ横ばいだった。
NY外為市場:[USD/J]
<債券> 指標10年債利回りが3営業日ぶりに低下した。12日に米消費者物価指数(CPI)と米連邦準備理事会(FRB)の政策発表を控える中、堅調な入札結果を受けた。
アナリストによると、米財務省が実施した10年債入札(390億ドル)は堅調だった。応札倍率が2.67倍と平均を大きく上回ったほか、最高落札利回りは4.438%と入札締め切り時の利回りを2ベーシスポイント(bp)超下回った。
10年債利回りは5.7bp低下の4.412%と1週間ぶりの大幅な低下となる見込み。
30年債利回りは5.3bp低下の4.5427%。
2年債利回りは4.7bp低下の4.838%となった。
米金融・債券市場:[US/BJ]
<株式> S&P総合500種とナスダック総合が前日に続き終値で最高値を更新した。アップルが7%超急伸したことに支援された。市場では、12日の米消費者物価指数(CPI)と米連邦準備理事会(FRB)の政策発表が注目されている。
アップルは7.3%上昇し最高値で引けた。前日、音声アシスタント「Siri(シリ)」などのアプリに生成AI(人工知能)技術「アップルインテリジェンス」を導入すると発表した。
自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)は1.35%上昇。60億ドルの自社株買いを実施すると発表した。また、年間の電気自動車(EV)生産台数見通しを下方修正した。
ソフトウエア大手オラクルは四半期決算を受け、引け後の時間外取引で8%上昇した。通常取引終値は0.5%安だった。
米国株式市場:[.NJP]
<金先物> 対ユーロでのドル高に押され反落した。中心限月8月物の清算値(終値に相当)は前日比0.40ドル(0.02%)安の1オンス=2326.60ドル。ただ、12日発表の米インフレ指標や米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控えたポジション調整の動きが中心で、レンジ内での値動きにとどまった。
NY貴金属:[GOL/XJ]
<米原油先物> 朝方は軟調となったものの、堅調な世界のエネルギー需要見通しなどを背景に買い戻され、小幅続伸した。米国産標準油種WTIの中心限月7月物は前日清算値(終値に相当)比0.16ドル(0.21%)高の1バレル=77.90ドルだった。8月物は0.22ドル高の77.55ドル。
NYMEXエネルギー:[CR/USJ]
ドル/円 NY終値 157.07/15
7.10
始値 157.08
高値 157.44
安値 156.81
ユーロ/ドル NY終値 1.0739/1.
0741
始値 1.0739
高値 1.0749
安値 1.0720
米東部時間
30年債(指標銘柄) 17時05分 101*13 4.537
.50 5%
前営業日終値 100*15 4.595
.50 0%
10年債(指標銘柄) 17時05分 99*25. 4.402
00 1%
前営業日終値 99*08. 4.469
00 0%
5年債(指標銘柄) 17時05分 100*11 4.416
.75 5%
前営業日終値 100*02 4.484
.25 0%
2年債(指標銘柄) 17時05分 100*02 4.834
.38 0%
前営業日終値 99*31. 4.885
38 0%
終値 前日比 %
ダウ工業株30種 38747.42 -120.6 -0.31
2
前営業日終値 38868.04
ナスダック総合 17343.55 +151.0 +0.88
2
前営業日終値 17192.53
S&P総合500種 5375.32 +14.53 +0.27
前営業日終値 5360.79
COMEX金 8月限 2326.6 ‐0.4
前営業日終値 2327.0
COMEX銀 7月限 2923.1 ‐64.3
前営業日終値 2987.4
北海ブレント 8月限 81.92 +0.29
前営業日終値 81.63
米WTI先物 7月限 77.90 +0.16
前営業日終値 77.74
CRB商品指数 292.7463 +1.360
4
前営業日終値 291.3859
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