- 2024/06/05 掲載
米でビジネス旅行回復、海外避け国内優先 ホテル幹部が指摘
[4日 ロイター] - 米国では、あらゆる規模の企業が新型コロナ禍前を上回る水準と価格でビジネス旅行を予約するケースが増えていると、ホテル業界幹部らが明らかにした。
米ニューヨークで今週開かれた業界会合に出席したホテル幹部らによると、ここ数年は中小企業が回復をけん引してきたが、大企業の予約も増加。ただ、長距離の海外出張を避けて国内を優先しているという。
ハイアット・ホテルズ・コーポレーションのマーク・ホプラマジアン最高経営責任者(CEO)は3日の会合で「ビジネス旅行が戻り、着実に増加している」と指摘。同社の4月時点の法人顧客数は年初から12%、出張の累計は前年比で累計6%それぞれ増加したと述べた。
アコーホテルズのセバスチャン・バザン最高経営責任者(CEO)は、中小企業はより頻繁かつより本社に近い場所での会議を優先するため、リピート利用が多くなると指摘。「ビジネスは回復しているが、出張の構成は異なっている」と述べた。
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