- 2024/06/05 掲載
4月の実質賃金、賃上げでマイナス縮小=0.7%減、1年4カ月ぶり水準
厚生労働省が5日発表した4月の毎月勤労統計調査(速報、従業員5人以上)によると、現金給与総額(名目賃金)に物価の変動を反映させた実質賃金は、前年同月比0.7%減少した。減少率は2022年12月以来、1年4カ月ぶりの小ささとなった。4月から24年春闘の賃上げ結果が反映され、基本給を中心とする「所定内給与」が29年半ぶりの伸びとなったことが寄与した。
実質賃金の減少率は前月から1.4ポイント縮小したが、マイナス自体は25カ月連続と、過去最長を更新した。名目賃金の伸びを物価上昇が上回る状況は続いている。
【時事通信社】 〔写真説明〕東京都内の横断歩道を渡る通勤客ら(EPA時事、資料写真)
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