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[東京 23日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比486円12銭高の3万9103円22銭と反発して取引を終えた。朝方に発表された米エヌビディアの決算を好感して半導体関連株が軒並み高となり、指数の上昇をけん引。心理的節目3万9000円を回復した。 日経平均は後場に一段高となり、一時512円高の3万9129円47銭に上昇した。エヌビディア決算を受けた東京エレクトロンなど半導体関連株の上昇が寄与。指数寄与度の上位にはソフトバンクグループやアドバンテスト、レーザーテック、ディスコといった半導体関連株が並び、上位の関連株5銘柄で指数を約280円押し上げた。 時間外取引でのエヌビディア株の上昇を受け、米株先物もしっかり推移。日経平均の後場の上昇には、今晩の米株高を先取りする動きもあったとみられている。 もっとも市場では、日銀の早期正常化への警戒感も根強い。朝方には、日経平均が186円高で寄り付いた後、徐々に利益確定売りが強まって、前日終値に接近する場面もあった。中国軍が台湾周辺海域で軍事演習を開始したと伝わったことが警戒されたほか、国内金利の高止まりを嫌気する動きも意識された。 市場では「いずれデフレ脱却が鮮明になれば株価は上方向と見ているが、日銀の出方に不透明感があるうちは積極的には上値を買いにくい」(しんきんアセットマネジメント投信の藤原直樹シニアファンド・マネージャー)との声が聞かれる。藤原氏は当面、3万8000円から3万9500円のレンジでの推移を予想していると話す。 TOPIXは0.64%高の2754.75ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.64%高の1417.91ポイントだった。プライム市場の売買代金は4兆4084億5000万円だった。東証33業種では、値上がりは電気機器や機械、繊維など25業種で、値下がりは石油・石炭製品や鉱業、非鉄金属など8業種だった。 ニデックが年初来高値を更新。アステラス製薬、日立製作所はしっかりだった。一方、NTT、第一三共は軟調だった。新興株式市場は、東証グロース市場250指数が1.47%安の615.48ポイントと3日続落した。 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが865銘柄(52%)、値下がりは723銘柄(43%)、変わらずは61銘柄(3%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 39103.22 +486.12 38803.13 38,617.43─3
9,129.47
TOPIX 2754.75 +17.39 2742.69 2,722.99─2,
757.34
プライム市場指数 1417.91 +8.98 1411.58 1,401.55─1,
419.21
スタンダード市場指数 1239.50 -1.34 1242.57 1,236.46─1,
242.80
グロース市場指数 793.55 -10.20 807.18 792.76─807.
28
グロース250指数 615.48 -9.18 627.58 614.84─627.
63
東証出来高(万株) 156422 東証売買代金(億円 44084.50
)
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