Mayu Sakoda

［東京　１１日　ロイター］ - ファーストリテイリングが１１日に発表した２０２４年８月期上期（２３年９月─２４年２月、国際会計基準）決算は、連結営業利益が前年同期比１６．７％増の２５７０億円となった。北米、欧州、東南アジアを中心に海外ユニクロ事業がけん引した。

中国大陸・香港・台湾で構成する「グレーターチャイナ」は、中国大陸での暖冬など天候不順や消費意欲の伸び悩みが影響し、前年並みとなった。

２４年８月通期の業績見通しは、連結営業利益を前年比１８．１％増の４５００億円で据え置く一方、純利益は従来の３１００億円から３２００億円へ引き上げた。

売上収益は上期の下振れを反映し、従来の３兆０５００億円から３兆０３００億円へ引き下げた。

業績予想の修正を反映し、年間配当予想を従来の３３０円から３５０円に引き上げた。