- 2024/03/27 掲載
円下落、一時151円97銭=33年8カ月ぶり水準―財務相、投機筋を強くけん制・東京市場
27日の東京外国為替市場の円相場は、日米金利差の拡大を意識した円売り・ドル買いが強まり、1ドル=152円台に迫った。一時151円97銭と、1990年7月以来約33年8カ月ぶりの円安水準を付けた。鈴木俊一財務相は「行き過ぎた動きには、あらゆるオプションを排除せずに断固たる措置を取っていきたい」と述べ、投機筋を強くけん制した。
財務相が述べた「断固たる措置」は、政府・日銀が円買い・ドル売り介入に踏み切った2022年にも使用していた文言。為替介入に踏み切る可能性が一段と高まったとの見方が広がり、直後には151円60銭台に円相場は上昇した。
【時事通信社】 〔写真説明〕1ドル=151円台後半の円相場と日経平均株価の終値を示すモニター=27日午後、東京都港区の外為どっとコム
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