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- 2020/06/21 掲載
デザインクイズ「このレイアウト、どこがダメ?」
米倉 明男
AOL(America Online) のアートディレクターとしてアプリケーションのUI 設計・デザインに従事したのち2007 年からフリーランスとして活動。専門スクールのデジタルハリウッドでUI デザインやタイポグラフィの講師を務める。
生田 信一
編集者、ライター。書籍や雑誌を制作するファーインクを運営する。デザイン・DTP・印刷関連の著作物が多数ある。Webでは「活版印刷研究所」や「デザログ」サイトでコラムや取材記事を執筆する。また、教育機関や各種セミナーの講師も勤める。東京デザイン専門学校非常勤講師。
青柳 千郷(ベーコン)
グラフィックデザイナー/ ブロガー。1984 年生まれ。北海道在住。発想力を武器としたデザイン・動画・音楽制作が得意。運営している「ベーコンさんの世界ブログ」は、デザイナーへの悩み相談やフォントの使い方、わかりやすいデザイン基礎講座など、月10 万人以上の人たちに読まれている。
レイアウトとは何か?
レイアウトとは何か考えたことがありますか? たとえば街中に貼ってあるポスターのデザインをじっくり見てみると「文字」「画像」「配色」といった要素で構成されていることに気づくはずです。レイアウトとはデザインのパーツである「文字」「画像」「配色」といった要素を見る人に読みやすく、きれいに配置してあげることです。パズルゲームにチャレンジ
デザインの要素の1つである「レイアウト」を簡単に、感覚的に理解するために、パズルゲームを用意しました。ルールは簡単です。下の枠内にある「パズルゲームの素材」だけを使って、イベント告知のポスターを作っていきましょう。ポスターを見る人は30~40代の女性です。森の中でパンやコーヒーを楽しむイベントを想定しています。文字や画像のパーツの位置を変えたり、大きさを変えてもかまいません。
レイアウトのパズルゲームのルール
- 素材を使ってイベント告知のポスターを作る
- 30~40代の女性に向ける
- 使える素材は上にあるパーツのみ
- 位置や大きさを変更してもOK
このレイアウトのどこがダメ?
この条件でデザインを作ってみたのが下の例になります。パッと見てどう思いましたか? きれいにまとまっているでしょうか。実はこれ、悪いレイアウトなのです。一見、それなりに作られたレイアウトのように思えます。いったいどこが悪いレイアウトなのでしょうか? また、どうすれば良いレイアウトになるのでしょうか? 次のページで解説していきます。
【次ページ】なぜ悪いレイアウトなのか
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