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トーマツは12月、「QRコード決済・モバイル決済の利用実態と今後の利用意向に関する調査」の結果を発表した。2017年10月に、日本国内の10代・20代・30代のスマートフォン保有者かつスマートフォンアプリ利用経験者を1800人を対象にしたオンライン調査から、QRコードがキャッシュレス化の起爆剤となりうる潜在力を持っていることが見えてきた。
「QRコード決済」経験者の約90%が「満足」
QRコード決済の認知率では、対象者1800人のうち645人(35.8%)が「知っている」と答え、1155人が「知らない」と回答した。「知っている」と回答した645人に利用経験を聞くと、183人(全体の10.2%)が「利用したことがある」と答えた。
さらに、利用経験者に満足度を質問したところ、90.7%となる166人が「満足している」と答え、QRコード決済のサービスの満足度が極めて高いことがわかった。
「QRコード決済」利用意向も半数を超える
QRコード決済を「知らない」と回答した1155人と、「知っている」が「利用したことがない」と回答した462人、合計1617人に、QRコード決済サービスを説明した上で今後の利用意向を聞いたところ、50.2%にあたる811人が「利用したいと思う」と答えた(図1)。
その理由を聞くと、「現金やカードを持たなくてよいこと」(75.7%)、「店頭での支払いが簡単でスピーディ」(52.5%)に回答が集中した(図2)。
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