- 2015/11/17 掲載
トヨタ、ビジネスプラン競う「Toyota Onramp 2015」開催 優勝者のアイデアとは?
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今年のテーマは、「持続的なモビリティ社会構築」に向け、パーソナルモビリティ「TOYOTA i-ROAD」を用いて、サンフランシスコ地区の都市交通システムが抱える課題を解決すること。同地区では人口増加に伴い慢性的に渋滞が発生するとともに、街中で駐車場を見つけることが難しいなど、車両増加に伴う課題を抱えている。
審査の結果、以下の通り3チームが入賞した。優勝チームは今後、トヨタとともに提案プランの実現性を検証することになるという。
チーム名 | 提案内容 | 賞金 | |
優勝 | Jason Weiner | 利用者に応じて車両設定を変更し、免許のない学生でも利用できるスクーターモードや、高齢者により充実した移動の機会を提供する電動車モードを設定。さまざまな層の利用者に移動の自由を提供 | 1万5,000ドル |
準優勝 | Dryvve | オンデマンドレンタカーとオンデマンド駐車を組み合わせた、需要に柔軟に対応できる革新的なモビリティサービス | 3,000ドル |
3位 | Car-on-Demand | 半自動で必要な時にi-ROADを配車、回収。利用者の手を煩わせず、利用率を大幅向上 | 2,000ドル |
優勝したWeiner氏は「以前から、自分のクルマへの情熱に技術を組み合わせられるような仕事をしたいと思っており、今回、Toyota Onramp 2015がその機会を与えてくれた。トヨタとともにプランの実現性検証に取り組めることを非常に楽しみに思っており、自分のアイデアが具現化されるかどうか、ぜひ見てみたい」とコメントしている。
当日の審査には、i-ROADの開発担当主査である谷中壮弘氏、2016年1月に設立する新会社Toyota Research InstituteのCEOであるギル・プラット氏らが加わった。
谷中氏は、「マシンとの一体感を味わいながら軽快に走行できるi-ROADは、将来の都市交通のあり方を大きく変える可能性を秘めており、今回参加者の皆様にも好意的に受け止めていただいたことに手ごたえを感じている」と述べた。
昨今、ドコモやau、ローソンなどの大手企業を中心に、オープンにアイデアやイノベーションのきっかけを求める「ハッカソン」や「アイデアソン」を開催する動きが活発化している。
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