- 2014/12/04 掲載
NEC、空調電力を削減するデータセンター向け「相変化冷却ユニット」発売
NEC中央研究所が開発した「相変化技術」を採用し、冷却装置内の冷媒が、気化する際に熱を奪う原理によりラックの排熱を回収し、浮力により配管を通り室外へ移動。気化した冷媒は室外で熱を放出して液化し、重力で室内へ戻るため、電力を使わずに循環する(自然循環)。さらに、ラックリアドアの受熱部を多段に構成し、最適な流路設計を行うことでラック内のサーバごとの発熱量ばらつきがあっても冷却ムラを防ぎ、ユニット全体で高い排熱回収率を実現する。
2014年1月に開設された「NEC神奈川データセンター」では相変化冷却ユニットの導入部分において冷却に必要な電力を従来比で30%削減。一般的なシステムでは排熱の約50%を電力を使わずに室外へ運び出すことが可能だという。
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