「2025年の崖」を越えるIT運用管理、分散化するITシステム“3つの課題”を解決する方法
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分散化するITシステム環境が、企業のDXを複雑にする
ITシステムの新規導入や更新の際、クラウドサービスの導入や利用を前提とする“クラウドファースト”の企業が増えてきた。それだけクラウドは、企業のITを支える「当たり前のインフラ」となりつつある。一方で、あらゆるシステムがクラウドに移行するわけではないことも分かってきた。データセキュリティの観点からオンプレミスが適しているシステムもある。たとえば、金融機関の支店や、店舗などで運用され、個人情報や課金データの処理を行う端末など、はクラウドにする必然性が低いものも少なくない。
また、IoT(Internet of Things)が進展し、各種センサーを搭載したデバイスが急増している。その結果、IoTデバイスから生成されるデータが膨大な量になるため、これをリアルタイムで収集し、処理を行うには、クラウドだけでは遅延が発生する可能性が増してきた。自動生産を行う工場のラインシステムなど、遅延が発生すると大きな損害が出る環境も少なくない。
そうした現状から、データが発生し実際に利用される場所の近くで処理を行うシステム、「エッジコンピューティング」(以下、エッジ)が昨今重要になりつつある。
今後の企業ITは、クラウドとエッジに分散することになると考えられる。特にクラウドを活用するためにも、インターネットとの接続性を担うオンプレミスのエッジ側のシステムの安定運用は必須である。しかしながら、これからのエッジは数や種類が増えるだけでなく、企業内データセンターからサーバー室、拠点や店舗など“セキュリティも堅牢性もバラバラの、多種多様な環境”で運用されることになるはずだ。
そのとき企業は、さまざまな課題に直面することになると予想される。これらを認識して解決しなければ、多くの企業が進めているデジタルトランスフォーメーション(DX)の足が引っ張られる。既存システムが残存した場合に想定されるビジネスの停滞を指す「2025年の崖」を越えることが難しくなるかもしれない。
この課題を3つに整理し、DXへの土台を固め「2025年の崖」を越えるための運用管理体制を築くポイントを探る。
・分散するITシステムが抱える主な課題3つを解説
・データセンターからエッジまで統合管理できる「インフラ設備運用管理」とは
・リアルタイムな監視と複数拠点のリモート管理をスモールスタートで実現する方法
・膨大な蓄積データから考察や知見を得るには
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