シュナイダーエレクトリック株式会社 提供コンテンツ

  • スペシャル
  • 会員限定
  • 2013/06/27 掲載

省エネ・省スペースにすぐれたデータセンターの次世代の冷却方式とは

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
会員になると、いいね!でマイページに保存できます。
いまやデータセンターは我々の生活、企業活動を支える社会インフラだ。このデータセンターは大量の電力を消費することでも知られている。もちろん大量のIT機器が電力を消費するわけだが、じつは冷却に使われる電力も非常に大きい。データセンターの局所冷却システムであるInRow冷却を開発したパイオニア企業であり、ヨーロッパ、アジア、中国でデータセンター向け空調機メーカーのトップ3に入るシュナイダーエレクトリックにデータセンターの冷却システムの最新動向を聞いた。

社会インフラとなったデータセンターが抱える課題とは

photo
シュナイダーエレクトリック
ビジネス・デベロップメント
プロダクトマネージャー
水口浩之氏
 いまや我々の生活はデータセンターなしには成立しない。FacebookやTwitterなどのソーシャルネットワーク、24時間好きなときに買い物ができるオンラインショップ、ストレージや写真共有、メール、ストレージなどの便利なクラウドサービス……等々。すべてはデータセンターによって支えられている。

 企業も同様だ。企業システムをデータセンターに置き、クラウド化する流れはますます加速している。東日本大震災以降、事業継続の観点からシステムの二重化やバックアップ用にデータセンターを活用する企業も増えた。データセンターはまさしく我々の社会を支えるインフラなのである。

 そのデータセンターでいま大きなトレンドの変化が起きようとしている。テーマは「冷却」だ。シュナイダーエレクトリック ビジネス・デベロップメント プロダクトマネージャー 水口浩之氏は次のように語る。

「日本のデータセンターの冷却方法はパッケージエアコンが主流です。既存のデータセンターの70~80%はパッケージエアコンと言われています。これは冷媒ガスをコンプレッサーで圧縮して熱交換する方式で、仕組みとしては家庭用エアコンと同じです。パッケージエアコンの課題は室外機の設置スペースを必要とすることです。室内機を増やせば増やすほど室外機も必要となるため、ビルの屋上やバルコニーが室外機でいっぱいになるケースは少なくありません。もう1つの課題は消費電力です。冷媒ガスをコンプレッサーで圧縮するため、大量の電力を消費し、データセンターの電力消費の大半が空調にかかってしまうのです」(水口氏)

 いうまでもなく、福島第一原発の事故以来日本の電力事情は逼迫している。将来、再生可能エネルギーの固定買い取り制度が始まればその負担は電気使用者が負うことになる。当面は、電気料金が上がることはあっても下がることはないだろう。

 一方、データセンターへのニーズは年々増大している。ニーズの増大はデータセンターの発熱量の増大につながる。したがって、いかに省エネし効率的に冷却するかはデータセンター経営の根幹に関わる重大事なのである。

 そして、いまデータセンターの冷却方式に大きなトレンドの変化が起きつつあるという。従来のパッケージエアコンから、水を使って冷却する方式が注目されつつあるのである。

この記事の続き >>
水を使う冷水熱源方式で自動制御可能な製品を市場に投入

この続きは会員限定(完全無料)です

ここから先は「ビジネス+IT」会員に登録された方のみ、ご覧いただけます。

今すぐビジネス+IT会員にご登録ください。

すべて無料!今日から使える、仕事に役立つ情報満載!

  • ここでしか見られない

    2万本超のオリジナル記事・動画・資料が見放題!

  • 完全無料

    登録料・月額料なし、完全無料で使い放題!

  • トレンドを聞いて学ぶ

    年間1000本超の厳選セミナーに参加し放題!

  • 興味関心のみ厳選

    トピック(タグ)をフォローして自動収集!

関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます


処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

必要な会員情報が不足しています。

必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。

  • 記事閲覧数の制限なし

  • [お気に入り]ボタンでの記事取り置き

  • タグフォロー

  • おすすめコンテンツの表示

詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!

詳細はこちら 詳細情報の入力へ進む

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます