- 2014/07/16 掲載
NTTPC、「IoT」時代を見据えたM2Mクラウドプラットフォームを提供開始
同サービスでは、NTTPCが開発したデバイスエージェントを利用することで、センサーや制御/監視機器からのデータ収集・取得、クラウドへのデータ蓄積などを容易に行えるようになる。現場機器のデータを収集するIoT/M2M実現において大きな課題となっていた「ネットワーク構築」「サーバやデータベースの開発・運用」を同サービスで解決し、IoT/M2Mで新たなビジネスの展開を検討している企業とともに、ユーザー企業に向けたIoT/M2Mビジネスを加速させるという。なお、料金については個別見積。
(1)柔軟性・拡張性が高く、高信頼なクラウド型サービス
IoT/M2Mに適したNoSQL型データベースを採用し、テーブル設計は不要。また、3分散の安心な設計となっており、信頼性の高いクラウド環境を提供する。
IoT/M2Mはこれから発展する期待の高い産業分野だが、変化の速い現在において大規模な初期投資は高いリスクが伴う。IoT/M2Mで新たなビジネスの展開を検討している企業は、同サービスを利用することで必要な機能をクラウドとして利用でき、短期間でビジネスモデルの構築/検証、改善、商用提供といったサイクルを低コストで回すことができる。
(2)クローズド網利用で信頼性高いM2Mを実現
IoT/M2Mは『見える化』と『遠隔管理・コントロール』に活用される。しかし、インターネットを介するM2M通信では、端末からのデータ収集時に情報漏えい・改ざんなどのセキュリティリスクがあり、また正確無比が求められる端末へのリモート操作・実行を行う上でもセキュリティ上の懸念が残る。NTTPCでは従来から企業向けに高セキュアなVPNを提供しており、同サービスではM2Mゲートウェイから、モバイル、クラウドまでを閉域網(VPN)の中で安全に利用できる(本機能は10月提供予定)。
(3)センサーや制御/監視機器を簡単に接続可能
IoT/M2Mで新たなビジネスの展開を検討している企業は、M2Mゲートウェイを利用しセンサーや制御/監視機器をM2Mクラウドプラットフォームへ簡単に接続可能。機器の仕様を変更することなく、データを簡単にクラウドへ収集・蓄積でき、同時に機器のリモート制御も行える。 M2Mゲートウェイは、アナログ、接点、シリアル、イーサネットといったインターフェイスを持つ機器やModbusに対応しており、M2M実現における接続ハードルを大幅に下げ、M2Mビジネス発展の一翼を担う。
また、ネットワークはモバイル(3G/LTE)を利用しているので、M2Mゲートウェイを設置するだけで簡単に接続することができる。
(4)IoT/M2Mで新たなビジネスの展開を検討している企業への開発支援を実施
プローブ端末や産業機器などを持つデバイスメーカー、アプリケーション開発を行うWebベンダーなど、IoT/M2Mで新たなビジネスの展開を検討している企業に向け、NTTPCでは本サービスの提供に伴い、各種ドキュメントやサンプルコード、デバイスエージェントやAPIの利用が可能な検証環境の利用ができ、またデモ実機の貸出も受け付ける開発者向けサイト『DevCenter』を開設。
NTTPCは『DevCenter』を軸に、今後IoT/M2Mで新たなビジネスの展開を検討している企業に向けた開発支援を行い、M2Mビジネスを拡大していく。
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