エプソン、「メールプリント」サービスに機能追加　社内でセキュアな運用が可能

　「メールプリント」は、パソコンやスマートデバイスなどから対応プリンターにメールを送ると、「Epson Connectサーバー」を経由して本文や添付ファイルが印刷できるクラウドサービスである。

　これまでは、セキュリティ基準で機密情報の伝達に社外のクラウドサービスを利用できない場合、サーバーのメンテナンス時間を自社で管理する必要のある場合には「メールプリント」が導入できないという課題があった。

　新商品は、社内ネットワーク環境で「メールプリント」の運用ができるためセキュアな運用ができ、ユーザー自身でシステム構築を行えるためサービスレベルの確保やメンテナンス時間の管理が可能だという。

　プリンターの個別指定や多拠点に一斉で配信印刷する「プッシュプリント」に加え、メールを一時的にサーバーに保管、ログイン認証後に印刷を実行する「プルプリント」機能にも対応した。


　商品構成は、アプリケーション本体としてプリンター5台分のライセンスを含む『基本システム』が提供される。オプションとして、登録プリンター数に応じた『ライセンスパック』、『ディレクトリーサービス連携オプション』が選択可能。導入2年目以降は、別途年間ライセンス料金が必要となる。<なお、基本構成価格は10万円から。