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NTTドコモは27日、オーストリアのオンライン物販向け決済サービス事業者であるfine trade gmbh(以下ファイントレード)の発行済み株式を取得すると発表した。ファイントレード株式の75%を保有するリヒテンシュタインのThree Little Birds AG(スリーリトルバード)と、25%を保有するオーストリアのシュナイダーホールディングから合わせて100%取得する。買収金額は非公開。
買収にあたって、ドイツ連邦カルテル庁(Federal Cartel Office)へ認可を申請した。株式取得は、NTTドコモのドイツの子会社DOCOMO Deutschland GmbH(DDL社)を通じて実施し、ドイツ連邦カルテル庁からの認可取得後、2013年10月末までに完了する予定という。
ファイントレードは、欧州オンライン物販市場で、顧客の信用リスクや過去の支払状況に応じて請求書払いを選択可能にするなど、与信リスクに応じた決済手段を提供している企業。2011年の創業当初より黒字を維持し堅調に事業を拡大しているという。
NTTドコモはこれまで欧州で、デジタルコンテンツ購入代金を携帯電話料金と一緒に支払うオペレータ課金を提供しており、銀行およびクレジットカードライセンスを活用した金融・決済事業の拡大を図ってきた。
今回のファイントレード社の買収により、従来の決済方法に新たな決済手段を加えることで、欧州における金融・決済プラットフォーム事業を拡大する考え。
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