- 2012/06/01 掲載
「人材不足を感じている」日本企業は過去最高の81%、海外平均は34%
日本における企業の「人材不足感」の推移は図1のとおりで、2012年は前年同期比1ポイント増の81%と過去最高値を記録した。長引く円高や世界的な金融不安など企業にとって厳しい経営環境は続いており、人材の採用についても慎重になっている企業が多く、企業が必要とする人材の不足感は未だ解消されていないことがわかる。
さらに、企業が人材不足を感じている職種を詳しく見てみると、2011年から職種の内容にはほとんど変化は見られないものの、順位には変動が見られる。2011年の調査時に人材不足を感じている職種のトップだった「営業・販売スタッフ」が2位に後退し、「エンジニア」が首位に。「会計・財務スタッフ」、「IT系エンジニア」といった専門性の高い職種は、引き続き企業が人材不足を感じている職種の上位にランクインしている。この結果から、専門的かつ高度なスキルや知識を必要とする職種、または、需要の増減によって人員の入れ替わりが頻繁な職種において多くの企業が人材不足を感じていることがわかる。さらに今回は、「カスタマーサービス担当スタッフ」が初めて10位以内に入っている。
また、世界において回答した40,000社のうち34%の企業が、特定の職種への人材不足感を感じていると回答している。必要とする人材の採用に困難を感じている企業の割合は、日本(81%)、ブラジル(71%)、ブルガリア(51%)、オーストラリア(50%)、アメリカ合衆国 (49%)、インドおよびニュージーランド(それぞれ48%)の順で高い数値となった。今回、世界において人材不足感が最も高い地域は、アジア太平洋地域で、2011年から変化はなく45%となっている。また、北・南米地域は、2011年に比べ4ポイント増の41%となり、企業の人材不足感が増している。人材不足感が最も低い地域は、2011年に引き続きヨーロッパ・中東・アフリカ地域で、前年同期に比べ1ポイント減の25%。
関連コンテンツ
関連コンテンツ
PR
PR
PR
今すぐビジネス+IT会員にご登録ください。
すべて無料!今日から使える、仕事に役立つ情報満載!
-
ここでしか見られない
2万本超のオリジナル記事・動画・資料が見放題!
-
完全無料
登録料・月額料なし、完全無料で使い放題!
-
トレンドを聞いて学ぶ
年間1000本超の厳選セミナーに参加し放題!
-
興味関心のみ厳選
トピック(タグ)をフォローして自動収集!
投稿したコメントを
削除しますか?
あなたの投稿コメント編集
通報
報告が完了しました
必要な会員情報が不足しています。
必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。
-
記事閲覧数の制限なし
-
[お気に入り]ボタンでの記事取り置き
-
タグフォロー
-
おすすめコンテンツの表示
詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!
「」さんのブロックを解除しますか?
ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。
ブロック
さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。
さんをブロックしますか?
ブロック
ブロックが完了しました
ブロック解除
ブロック解除が完了しました