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NTTファシリティーズは22日、一般社団法人おらが大槌夢広場と共同で、農産物の生産から流通、加工までの各フェーズとITサービスを融合させた新産業創出に向けた農業ITシステムおよび植物工場等の共同実証プロジェクトを岩手県上閉伊郡大槌町で実施すると発表した。
NTTファシリティーズは、東日本大震災以降の農業分野での被災地復興事業について、明治大学農学部准教授 池田敬氏とともに、建物管理やエネルギーの見える化で活用しているモニタリング技術を応用して、農業領域にITサービスを融合させた新産業を創出するために、産官学による「農業とIT融合による新産業創出研究会」を2012年1月25日に立ち上げた。本研究会に大槌町の参加を得て、今回の農業ITシステムおよび植物工場等の共同実証プロジェクトを大槌町で実施することが決まったという。
大槌町における実証プロジェクトでは、露地、温室および植物工場等の各施設において、農業生産物の品質向上、栽培管理の効率化、農業経営の安定化のために、生育環境や育成状況のモニタリング情報や栽培計画・記録情報などの栽培支援など、生産から流通・加工・販売までを含むシステムの開発を目指す。
まずは、露地および温室でのフィールドサーバおよび完全人工光によるユニット型植物工場を設置して農業ITシステムの評価、検証を2012年度に開始する。
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