- 2011/10/21 掲載
味の素がコートジボワールに販売法人設立、西アフリカの市場開拓推進へ
同社は、2011-13年中期経営計画において、海外コンシューマー事業の強化・伸張を基本方針として掲げている。また、1991年、ナイジェリアにウエスト・アフリカン・シーズニング社(WASCO)を設立してからは、主に同社から代理店を通じて「味の素」の販売を行っている。新会社が販売地域とする西アフリカ11ヶ国は、人口が合計で約1億1,300万人(2009年)と多く、かつ、言語(フランス語と英語)と通貨(主にセーファーフラン)の共通性があるという。
新会社では2012年1月よりうま味調味料「味の素」の輸入販売を開始、スタート時はWASCOより「味の素」の完成品を輸入し、販売する。コートジボワールを拠点に西アフリカをひとつのエリアとして捉え、アセアンで確立しWASCOでも展開している現金直売ノウハウを活用し、販売・マーケティング活動の強化を図る。「味の素」の原料をブラジル味の素社より輸入し、現地で、現地の消費者ニーズにあわせて包装する予定であり、現在、リパック工場をアビジャン郊外の工業団地に建設準備中で、2013年1月の稼動を予定している。まず、「味の素」の販売から開始し、風味調味料、加工食品の製品展開を計画しており、2016年に売上高約25億円を目指す。

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