米IBM、企業向けの新クラウドサービスを発表　12年末までに2億人の利用を見込む

　今回、IBMが発表したのは、企業向けのPaaSソリューション「IBM SmartCloud Application Services」、企業のファイヤーウォール内に短期間でクラウドを構築し管理するためのソフトウェアとハードウェアからなるプライベートクラウドサービス「IBM SmartCloud Foundation」、銀行、通信、医療、政府などの幅広い業界が独自のクラウド環境を構築し、何千社もの中堅企業のクラウド・モデルの導入と膨大なクラウド・トランザクションの管理を支援する「IBM SmartCloud Ecosystem」の大きく3つ。

「企業のインフラストラクチャーのパフォーマンスやセキュリティは、その企業の業績や評判、そしてサプライチェーンに密接に関わっているため、お客様は非常に保守的です。IBMはSmartCloudの提供を通じて、エンタープライズ・レベルのサービスの提供や既存資産の活用を支援し、生産性やイノベーションを大きく向上させることができると考えています。」（IBM シニア・バイス・プレジデントであるエリック・クレメンティ氏）

　IBM SmartCloud Application Servicesは、第4四半期にベータ版のリリースを予定しており、IBMのInfrastructure-as-a-Platformソリューション「SmartCloud Enterprise」および「Enterprise+」に対応する。